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ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

平成25年2月21日ヘリコバクター・ピロリ感染による慢性胃炎の治療が保険適用となった。
これにより日本人の癌罹患率1位、死亡率2位を占める胃癌が、ピロリ菌除菌により著明に減少するものと思われる。
胃粘膜にピロリ菌が感染するとピロリ菌は胃酸からみずからを守るため、毒素やアンモニアを産生し胃粘膜に棲み続ける。
この毒で、胃粘膜に炎症が生じ、慢性活動性胃炎を引き起こし長期間感染が続くと萎縮性胃炎から腸上皮化生へ進行する。この萎縮性胃炎、腸上皮化生が胃癌の発生母地となる。胃癌のほとんどはピロリ菌感染によって引き起こされる癌と考えられる。
一方ピロリ菌感染胃炎に罹患した状況下で大きなストレスがかかった場合には、胃・十二指腸潰瘍が発生する。
そのほか、ピロリ菌感染胃炎には胃MALT(mucosa-associated lymphoidtissue)リンパ腫、機能性ディスペプシア(functional dyspepsia;FD)、胃過形成性ポリープ、特発性血小板減少性紫斑病(idio-pathic thrombocytopenic purpura;ITP)や未分化型胃癌とも密接に関連していることが明らかになっている。

減り子縛たー・ピロリ感染胃炎により引き起こされる疾患

ピロリ菌除菌療法

ピロリ菌除菌療法

ピロリ感染胃炎の内視鏡診断

ピロリ感染胃炎の内視鏡所見は
①胃粘膜の肥厚と点状発赤で示される炎症性変化と
②粘膜退色や血管透見所見を示す萎縮性胃炎である。

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Ct:Normal Eh:AI
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Ct:Normal Eh:B5 NBI

また胃炎を診断するだけでなく、局在性の病変の有無を確認する事も必要である。


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